
こんにちは、いかがお過ごしでしょうか?
私は定年後、そのまま継続雇用を希望して再雇用となりました。定年前に再雇用制度
にその条件格差に釈然としない苛立ちの時期がありましたが、その感情も醒めてきて、
最近落ち着いてきました。
感情が収まってきたのは今年のコロナの余波と独立準備の進展が進まない事が影響し
ています。そこで再雇用歴1年たった今、少しだけ再雇用の過ごし方が見えてきた気も
するのでまとめておこうと思います。
コツというか気持ちの持ち方についてです。

Contents
時代の先駆けは制度が整っていない
会社によって制度の整い方が違うと思われる
今では産休制度などは会社によって解釈が違う様なことないと思います。制度自体と
その理解は社会常識になっているからです。何事も練れていくまでに時間がかかりま
すよね。
社会的に高齢者も戦力として欲しいと、使い捨てはもったいないと思われる様になる
には2030年くらいからでしょうか?
その頃になればだいぶ違ってきると思います。雇われる側も体調管理に若い時から気
を付けて、専門知識の掘り下げやスキルの横展開の様な準備をした新・定年組が出て
くる気がします。
そうなれば、年齢で一律雇用条件を切り下げる様な事にはならないと思います。モデル
になる会社、モデルになる人材が現れてくればだいぶ変わると期待します。
やはり、現在は同期入社が多い世代で、そこから一部勝ち抜きとその他大勢に選別さ
れた人事体験だと思うので、その他大勢は仕方なく再雇用、その際は当然コストを下
げるという前提ありきの制度設計だと思います。

社会全体もDXのデジタル変革で脱皮したいのですから、昭和世代を好んで再配置する
わけがありません。自ら変わろうとしない世代という意味です。
確かに継続で似た様な業務を続けるのに”不当に”安く扱われるのは、突然の不良品宣
告や売れ残りの生鮮食品の様な「見切られ感」があります、怒りも湧いてきます。
しかし、ちょうど良い受け皿、制度がない以上仕方がない感じがします。
今も、リモートワークありきでオフィスを減床させた会社の話を聞きました。会社は
本部コスト減の旨みを知った以上もう後戻りする事はないと、一方でオフィスがない
と打ち合わせの場所に困り公園のベンチで商談してるという話でした。
とりあえずコストカットありきで、細かい不具合は都度考えていくというのは、似てる
部分もあると思いました。
以前再雇用制度を少し調べたときに、サントリー社の事例を見ましたが、理想的な制
度だと感じました。
ベテランとしての尊厳を守り、人事部が盾となって戦略の一員として現場に理解させる
事により、働く方も使用する側も円滑な意思疎通ができる様になります。理想ですが
残念ながら標準ではない以上、それぞれの環境で対応するしかありません。
心のポジションをスライドさせる
逆境の場合、ハードな人事を受ける場合
問題はそうではない会社の方が多いと思われる事。程度の差がまちまちであろう事が推
測できるので、整った会社と環境の違いを比べることはあまり有意義ではないかもしれ
ません。

制度が不備と感じることよりも、数少ない利点を確認していく方が精神衛生的にも良い
と思います。
再雇用を選んだという事は、それがベストだと判断したわけですからそこからどうやっ
て上積みしていくかを考えましょう。
心の中ではベテランと思い、動きは新人の身のこなしで
ベテランはベテランの器を持っているので、心の中まで卑下することはない。しかし、
今の年齢で与えられた新しい仕事をすること自体は初心者なのでそこは新人と言い聞
かせて取り組むこと。

単調なマニュアル仕事を仰せつかるかもしれませんが、それでもいつかわ自分流のや
り方で行う隙は出てくるはずです。自分らしさを自分色の糸だとすると、業務という
織物の中に自分の糸をそっと織り込む。
つまらないと感じる仕事の中にも、そういう自分の足跡を残す工夫が、日常の残念感
を和らげてくれますし、自分を下に見てしまう自分自身の視座を上に上げる事に繋が
るかもしれません。
雑草の根じゃないですけど、どこででも生きていけるのが雑草魂!ww
上司を成長させてあげる、隠れ栽培を楽しむ
支える立場でありながら、逆に育ててあげるという発想もあります。再雇用の状況で
上司になるのは40代か50代くらいの中堅どこでしょう。10年前、20年前の自分の姿
と重なります。
その年代は一番ストレスを抱えてるはずです。「こんなはずじゃなかった!」とか「
どうすれば良いのか」と日常で悩みを抱えているはずです。そんな彼らの聞き役になっ
たり相談相手になれるのは定年者はぴったりです。
彼らを落ち込んだバンカーから救い上げる、そんなアドバイスができるのも経験者だか
らです。そういう事がきっかけになって関係性が和らぐこともあります。彼らを出世さ
せてあげればあなたには相談が殺到するでしょう。w
また、独立後の業務でアドバイザー的業務を行うのなら十分練習になるでしょう。私も
そういう働きかけをして手応えを感じてる作戦です。お試しあれ。
いったん気持ちの中で独立起業する
実際に税務署に開業届を届けなくとも、またホームページなどを開設して独立を謳わな
くても、心の中で起業する事はできます。
60歳を過ぎたら「自分の名前○○会社」と書いた手帳を一冊用意すれば、それで起
業した事になります。60歳を過ぎたら誰に仕えるわけでもなく自分会社の社長だと思
いましょう。

その上で1週間のうち特定の曜日に業務委託契約を今の会社と結んでいる事(実際、
契約社員だからそうなんですが)を意識しましょう。ですので、嫌ならやめれば良い
し他の仕事も選べると考える事ができます。
「考える事が出来る」ではなく「そうすべき」だと思いますが、長年の雇用されてい
る感覚がいつまでも抜けないのが実際だと思います。ですので、自分の書斎なり手帳
一冊なり自分が主体だと思える象徴を持つと良いと思います。
私の場合、開業届を出し、書籍などの経費を申告し、ホームページを作り名刺を作る
事で独立の自覚はうっすら芽生え始めました。そして実際に商談をする事でそれがリ
アルへと白黒の世界に色が映る様、徐々に見えてきます。
縛られている様で縛られていない
その場所を選んでいるのは自分自身の選択
もし、形だけ整えても会社ごっこに思えたり、不安感が拭い去れないのだとしたら
少し自分と向き合ってみる必要があるのではないかと思います。
60歳の節目とはいえ、学校の様な卒業式があるわけでもないので踏ん切りが付か
ないのかも知れませんし、会社の様に「評価」してくれる人がいないと自分に事を
棚卸できない場合もあると思います。
そういう意味では、転職用の職務履歴書を書くことをお勧めします。転職には必須
ですし、独立する場合もプロフィールは重要なのでこの作業は優先度が高いのです。

何が出来る人なのか。。自信を持って紹介できる実績は。。こういうスキルで貢献す
るのでこの代金を頂きたい。。という内容をまとめなければいけません。
この作業をスムーズに進める事ができれば、そもそも不安感など湧いてないでしょう
が、書くべきことも見当たらないとなると自分の不安感がどこから発生してるかを知
る事になります。
なんでも良いから自己肯定感を持つ
しかしですね、そういうものだと思います。特段、人様より優ってはおりませんが、
言われた業務を真面目に粛々と行ってきましたという人は多いでしょう。書く事が
見つからないと困ってしまう方。。
7つの習慣という素晴らしい本があるのですが、この本の良いところはどういう順番
で自分を立て直せば良いか教えてくれるところです。
やるべきは、「私的成功」を収めた上で「公的成功」へと進めると教えてくれます。
私的成功とは「依存している状況から自立する事」と言っています。この場合、組織
への依存からの自立です。

この本に従えばスタートラインが分かるのです、それは「主体的であること」から始
めるのです。ですからまず自己肯定をしなければいけません。出来るだけ自然な形で
行えると良いですね。
私もこの一年は多くの時間を自己肯定に割いてきました。一時は「こんな事で時間を
使って無駄」だとか「心に悩みのせいにするなんて中学生だろう」の様な批判を自分
が自分に向けていましたが、今は「これは大事なプロセスだ」という事ができます。
これが出来れば、いかに不遇な環境でもスタート位置に付けたという事ですから、そ
こから先は良くなるしかないです。やればやっただけ良くなるはずです。
私的成功の先にはようやく外的成功が見えてきますから、余裕が出れば社内で副業の練
習をすることも可能でしょう。そうやって素振りの練習をした上で実際のコートやゴル
フ場でスイングするわけです。成績はともかくそれは楽しい経験になるでしょう。
やがて全てがありがたく感じる
人生万事塞翁が馬
回り回って、かつてのライバルが懐かしかったり、あれほど嫌ってた人にも人間味を感
じたり、見方は変わるものです。
今は不満タラタラにせよ、会社の軒先の様な場所に追いやられたとしても、コロナの様
な事があれば「まだ屋根があって良かった、ずぶ濡れになるところだった」と思えます。
この冬は現役は大きなボーナスカットです。当然先を考えるでしょう。我々世代とはまた
違う重みで将来を考えてると思います。
もはやロボットやAIの前ではどの世代が有利などと言ってる場合でもないですよね。
あくまで軒先だから肩ぐらいは雨に濡れるのですが、そのまま70歳までとどまるのか、
見事な働きぶりで母屋に入れてもらうか、それとも頃合いを見て外へ飛び出すかを選ぶ
のは自分です。

少なくとも選べる選択肢があるだけありがたいです。
今日のテーマの「再雇用のコツ」はすべては気持ちの持ち様という事と、不安が大きい
方はまずは「私的成功」から始めましょうという事でした。
ではまた次回








