144:「自営業35年の叡智」

こんにちは、いかがお過ごしでしょうか?

 

先日、30年ぶりにWORLD時代の同期に会いました。

彼は入社して5年ほどで独立起業しています。私は7年在籍して前職に移りました

ので、共にWORLD時代はさほど長くありません。

 

私は前職で33年ほど過ごして再雇用退職しましたので、彼はそれより長く独立起

業で生きてきました。身近なところに先輩がいたのでいろんな質問をすることが

出来ました。

 

外注は不況で伸びる

最近はトランプ関税で不況になりそうだ、と言う話になった時に「過去3回の大不

況の時に事業が大きくなった」と聞きました。

 

90年後半の独立なので、IT不況(Windowsなんかで盛り上がった反動)00年過ぎ

くらいとサブプライム不況(2010年〜12年)とコロナショック(2020年〜23年)

の3回はあるのですが、そこで依頼が増えたそうです。

 

その理由は、彼の領域は装飾・マーケティングなのですが、不況の時は大手に出す

予算が無くなるので、中小に中で安くて腕の良い所にオーダーが来るそうです。

 

まあ、それにはそう言う繋がり(人脈)が必要ということですね。

 

現在、まさしくトランプ不況の入り口です。悩みが溢れる時期です、どれだけ役に立

てるか頑張ってみようと思います。

 

研修旅行での人脈

彼の場合、社会人経験が5年で独立してますので、スキル自体を高める期間が短い

事もあり独立後すぐに装飾の専門学校(夜学)へ通ったそうです。

 

昼は飛び込みでウインドウのある店なら寝具や呉服なども「タダでやらせて下さい」

と声をかけて回ったそうです。その辺りの度胸はWORLDで培われたところはあり

ますが、手元の現金が減っていく中ともかく必死だったそうです。

 

そういう日々の中である時、その学校の研修旅行という企画が持ち上がり「参加

しないか?」と声がかかったそうです。

費用は当時の金で60万、手持ちの金が全てなくなる額。行ったとして何がまなべる

かは分からず、何もなければ帰国後の生活はその日暮らしになってしまいます。

 

清水の舞台から飛び降りる覚悟だったそうで、まだ90年代で華やかだったニューヨ

ークの百貨店のディスプレイなどを見て回ることができたそうです。

 

帰国して無一文になったので、バイト生活の中で営業をしている中、最初のオファー

があり、それは研修旅行で主催者側だった某百貨店からの依頼だったそうです。

 

結果的に、振り返ってみると当時では高額だったその研修旅行に参加してる人達は

業界の大手会社の幹部達が多く、後々の仕事で「あの時の〜!」という会話が出来

て役に立ったそうです。

 

最初のオファーをくれた百貨店の人も、旅行中の学びの姿勢(懸命にメモを取る姿)

を見ており、そういう姿が仕事を任せる決めてになったと言ってくれたそうです。

 

私も自分の営業活動では、「なかなか声がかけてもらえない」と感じますが、私の

人物像に保証(大手とか看板)がない以上、その中間で保証してくれるような人か

仕事の実績がないと信じてもらえないと感じます。

 

彼は35年を振り返って、その研修旅行への参加が最大の転機だったと言ってました。

 

噂が広まる分岐点をティッピングポイントと言いますが、鹿おどしが鳴るようにま

た植物の芽が地中から出て来るように、どこかでその人の存在が知られるタインミ

ングがあるのでしょう。

 

地中にいるうちはその存在は見えませんが、どこかの時期に音が鳴るというのはま

さにそういう事かも知れません。

 

どこでブレイクするかと言うより、淡々と努力を積み重ねるのが大事なんでしょう。

 

このブログを書き始めた5年前は、そのような経験談もアドバイスも頼る先がなく

勝間和代さんのブログだけが頼りでした。きっと離陸の時期は来ると書いてありま

したが、努力の方向性が正しいのか?量が足りてないのか?と誰も教えてくれない

問いばかりが頭の中で渦巻いてました。

 

彼の話を聞いていると、誰しも通る道なんだなと感じることができました。自営業

の経験者に話を聞くのは大事だと改めて感じました。

 

人から教わる

彼はFacebookに日々の活動を載せてるのですが、趣味も多方面です。

よく載せてる写真が、スイーツ作りとサックスの練習風景。

 

この話も聞いてみると

「35年もやっていると先生とか言われてしまう。そう言う修練は重ねてきたから

当たり前のところもある。けど心がだんだんその気になってしまい、謙虚さが欠け

て来る。」

 

そう言う風にはなりたくなかったから、今でも初心を忘れないように努めていると。

だから習い事をするんだと言ってました。

 

子供にあたる世代から教わるのは新鮮だ!と言ってました。

 

いろんな話を聞きましたが、やっぱり独立したての右も左も分からない。自分の

スキルも心許ない。しかし食べて行かないといけない。圧倒的な焦りの中での戦い。

 

最初の2〜3年の原体験が強烈だった様です。

過ぎた過去だから語れるところもあるでしょうが、本当に忘れられない体験だった

との事でした。

 

私も最近、初めましての方とお話しした時に「社長」と呼ばれましたが、コンサル

のような職業で皆より知ってて当たり前、わかってて当然のような語りを繰り返し

ていると、どこか間違っていく感覚が芽生えてきます。心がズレていく感じです。

 

自信を持ちつつ感謝を忘れず、謙虚な気持ちを続けるのは難しいかもです。

習い事は大事だなと思いました。独学でなんとかしようとしてる事が多くあったの

で反省しています。

 

旧友との再会でしたが、自営業の大先輩であり大変ためになったと言う話でした。

聞いた良いことはいろいろ試してみましょう。行動したら報告します。

ではまた次回

 

 

 

 

 

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