65:「おーい!70歳まで雇用するぞ」

こんにちは、いかがお過ごしでしょうか?

 

70歳まで働きたい人への雇用の努力義務が国会で承認されました。ビシバシと働きたい方おめ

でとうございます!

 

Contents

定年延長の歴史

日本も昭和の頃は55歳で定年退職でした。それが

・1986年:60歳定年が努力義務→その後義務化

・2000年:65歳定年が努力義務→その後義務化

というステップを踏んで来ています。時代時代でなじんできてるのです。昭和世代の自分世
代は70歳定年と聞いて驚きますが、次世代では当然当たり前になるでしょう。
現在の小学生以下の寿命予測が107歳くらいですので、それに準じて高齢者の健康寿命もこれ
から伸び、「80歳でも健康ですよ」という状況になると予測されます。となれば、不足してい
る社会保障のためにも働きましょうと、また本人の現役生活のためにも定年は延長されていく
でしょう。
今聞くと「えー、70まで働くのか」と思うでしょうが、こうやって時代とともに変化していると
思えれば、定年が伸びていくのも理解しやすいと思います。ですから80歳定年は、「健康なんだ
から働いて楽しく長生きしましょう。」とポジティブに捉えた方が受け入れやすいと思います。

 

そもそも定年延長と再雇用は違う

定年:現役と同じ待遇で定年退職の延長。会社からすると総人件費が上昇する。

再雇用:選別される可能性がある。正社員から主に1年の有期雇用契約へ移行する。時短になる

ケースが多いのでそれに応じて給与も下がる。

 

一般的に「定年を延長している」と言っても、上記の2種類を含んでおり、再雇用を選択してい

る会社が約8割。定年延長の”有難い”会社は2割しかなく、そういう会社はそもそも平等の理念

が強く職務給の給与体系がしっかり設計されていてそれぞれがエキスパートという存在であった

りします。

 

再雇用方式の会社でも、サントリーのように「本人がサポート・メンバー・エキスパートの3

コースから選べ、行動目標にも次世代育成のようなモチベーションが維持できる役割が与えられ

、人事から周囲にも説明が行われる」という設計がしっかりしている会社もあります。

 

しかし、サントリーの様な会社は少ないと思うのですが、大概が制度だけ作って運用の魂はいら

ずでは無いかな。。と思います。

 

私が自分の記事で口をこぼしているように、ただ契約社員に切り替わるだけで、役割やモチベ

ーションも現場任せと放置されれば。。。使わなくなった古いプリンターのようなもので「俺は

邪魔だよな」というのは本人が一番自覚すると思います。

 

人事部はそれなりの良かれという気持ちもあるとは思いますが、意図が会社に浸透してないケー

スは多いのではないでしょうか?

 

 

 

せっかくポジティブな定年延長なのに、ちょっとした制度設計や工夫があればまだ前向きに

活かしていけると思うのですが、人件費だけを気にする役員の存在や、会社の強みが市場で

薄れて延命に賢明な経営事情が加わってくる様な事情がそれぞれありますから、進化してい

くには時間がかかるのでしょう。

 

努力義務の7条項

7つの選択肢からいずれかの策を講じる

1、定年を廃止する。

2、定年を延長する。

3、契約社員などの形で再雇用する。

4、他企業への再就職を支援。

5、フリーランス契約のための資金提供。

6、起業支援。

7、社会貢献活動参加への資金提供。

新たな努力義務が興味深い

1〜3までが現行法の範囲で4〜7が努力義務として加えられました

この中で馴染みがあるのは4、他企業への再就職支援で、子会社やグループ会社への異動は

今も積極的に行われている思います。

 

7、なども社会貢献したいという人の気持ちを汲んだもので時代性を感じます。サスティナ

ブルの観点でリサイクルに取り組む、またダイバーシティ環境の従業員教育など大きなテーマ

に人生で得た知見で貢献するなど、今後の人生にやりがいを求める人にはピッタリでしょう。

それを会社が支援してくれるのは嬉しいですね。

 

5、6がフリーランスを正当に扱ってくれそうな(現状ではまだ疑りの目w)項目になって

います。こういうのが堂々と語られれば「定年独立ブログ」を匿名で書く必要もなくなって

来ます。

 

起業をするには副業のステップが必要です(主観ですが)。再雇用もそうですが会社と従業員

お互いがウインウインになる仕組みにするべきなのに、政府の努力義務なので制度だけ決めて

実際は社内規定で動きを縛るようですと、銭湯の富士山の壁画のように眺めるだけになっていた

りします。

 

しかし、従来の組織に副業やダブルワークをする社員が並存しているのは何かと互いの理解が

難しい様に感じます。それよりも外に出たい人は一歩外に出て会社が一定の業務を振ったりし

た方が、それぞれの立場に気兼ねする事なく受け入れやすいのではないかと思います。

 

 

人事系の仕事は増える

4〜7は外部人材支援会社の活躍場所が増えたようなものなので、人事系の生業は今後もお金

が得られやすい職種になると思います。人事部にいて独立してフリーになり元の会社から仕事

をもらう。親会社の手が届きにくいグループ会社の人事支援の仕事を回してもらうなど、会社

が外注を使い頻度が高い分野で起業する人には使いやすい制度だと思います。

 

もしフリーランスで業務請負契約であれば、それが一定期間してもらえのであれば、厚生年

金は払わない選択できます。また自営業として開業届を税務署に出せば、自宅や光熱費の合

理的な割合分を経費に出来、書籍購入なども経費にできるので、同じ給与でも手元に残る現

金は増えます。

 

会社の内と外では明確な差がある現実から、そんなOB的存在でのぶら下がりが可能になるか

?懐疑的ではありますが、そうなればいいなの気持ちで今後の変化を見守りたいと思います。

 

 

自己責任

なんだかんだ文句言ってますが、会社を選んでるのは自分だという話です。こういう会社の

制度がイマイチだと言う場合には、「その会社を選んだのは自分だし、居続けているのも

自分だろう?」と言う自覚をセットにしなければいけません。

 

職業選択の自己責任

今現在働いている職場を選択したのは自分です。会社は労働に対して対価を払ってますので

常にチャラです。(定年の先まで)面倒を見る責任はありません。毎月の給与で会社への貢

献は評価して支払い済みです。

 

もし、会社の業績が良くないのならそれはその会社の商品かサービスに需要がないからです。

自分が定年になる40年後の需要を見極めるのは大変ですが、それも選択の誤差です。会社の

選択を誤ったというより、将来の需要を見通せなかったのかもしれません。

 

1日の労働が終わった後の時間で、土日の時間を使えば何だって学べるし、如何様にも自分を

帰るチャンスも時間もあったのにその機会を使わなかったのは自分だ!と厳しく叱咤してくれ

る言葉は「人間は自分が考えているような人間になる」アール・ナイチンゲール著に書いてあ

ります。

 

 

需要と供給を見る目がないとか肌感覚が無いというなら、副業は無理ですし独立もまた夢で

終わる事でしょう。造船業、家電、半導体。。国内で勝ててもグローバルな競争で負ける業

種もあります。競争でダメになるのか、需要がないという事なのか。。社内にいようが独立し

て社外にいようが見極める力を持つしかありません。

 

40年前の新卒時に、そんなマーケティングの視点があったか?面接前に創業者の理念をよく確

かめたか?いまや記憶はないのですが、新卒から10年後30年後に転職独立を考える時、新卒の

時より進化した目でそれらを確認できるか?というのは真理だと思います。

 

70歳定年に向けての準備期間

商売センスがなければ70まで再雇用で働いた方が良い

『私たちは誰もが能力を持っている

違うのは、それをどう使うかだ』

スティービー・ワンダー

 

思い立った時がスタートですので、それぞれのタイミングで定年または独立への準備を始め

ましょう。私の場合は60歳定年で意識したのが50歳、準備に入ったのが55歳、本気の準備が

59歳からでした。

 

振り返って独立のことだけ考えれば、自分の専門分野で外部とのつながりがある内にすべき

だと思います。そういう意味では私の場合は55歳までが限度でした。そこまでに本気の準備

をすべきでした。

 

今はその5年のブランクを乗り越えて商売につなげようと奮闘中ですが、ブランクと同じだけ

時間が掛かる様に感じています。そもそも、「需要と供給」のマーケティング的センスがあれ

ばもっと早い時期から副業なり独立をしていると思います。そういうセンス、つまり客観的に

見て自分という商品の価値がわかる、が欠けている分だけ、エンジンの掛かり具合も遅くなり

ます。

 

つまり、商売のセンスがある人は独立のタイミングも行動も早いので、定年が何歳になろうが

関係なく何かしらの行動を思い立った時に始めるでしょう。定年が迫るまでそういう考えも浮

かばず行動にも移さない人は、思うに「ニーズがある事をしたい」のではなく「やりたい事を

やりたい」のではないでしょうか?

 

マーケットに合わせるのではなく、自分という商材はそのままに通用する場所を探す。社内に

無かったから社外に探す。私もそうですが需要に合わせて自分を変えたくない人は、「自分が

好きな事をしたい」とよく言います。

 

それはそれで良いと思うんです。市場で価値がある人が素晴らしいわけではないし、そう言う

活躍する人と自分を比べる必要もありません。思うにそういうタイプの人は、前回記事で書い

た「リタイア的な気持ちを並立で持つ」。つまりリタイア前提で考えた方が良いと思います。

 

 

また上記の雇用努力義務の7番「NPO的な仕事への取り組み」で世のため人のためと考えてみ

るのが合っていると思います。収入はその分どうなるかの保証はありませんが、嫌なことはし

なくて済みます。

 

定年独立の指南本には「やりたい事」と「需要がある事」の重なっている部分から生業を選ぶ

と書かれているのですが、現実には重なりなど無く、どちらを取るか。。と言う感じがあります。

 

今日の結論は「70歳まで定年(実態は再雇用)が伸びる」が

・センスがある人はすでに行動している

・「自分らしく生きる、やりたい事をする」を支援してくれる流れであるが、収入は。。?

・働く理由が生活のためならば再雇用にメンタルを合わせていくです

 

結論というより雑感です。この辺りは現在も模索中でもあります。文章は皆さんに語りかけてますけ

どほとんど自分に言ってるんですが。。ww

ではまた次回

 

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